メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.221
2013.04.16

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CONTENTS

01. トヨタ紡織、ラオスに初の生産拠点を設立－自動車用内装品を来年４月から生産
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
特集（2013年04月08日～2013年04月14日）
03. 噂のうわさ話
　ホーチミン市インフラ投資[CII]
04. サイゴン・街角風景　　
　「Mit / ジャックフルーツ」
　　
01. トヨタ紡織、ラオスに初の生産拠点を設立－自動車用内装品を来年４月から生産

　自動車内装品のトヨタ紡織株式会社（愛知県刈谷市）は8日、ラオスのサワンナケート県で
自動車用内装部品の生産新会社「TOYOTA BOSHOKU LAO CO., LTD.」を設立したと発表した。
トヨタ紡織グループがラオスに生産拠点を設けるのは今回が初めて。

新会社は、トヨタ紡織グループのタイの生産拠点を補完するサテライト工場として位置付けられる。
自動車用シートカバーなどの内装部品を2014年4月より生産開始し、タイのシート生産拠点に
供給する予定。

トヨタ紡織グループは、重要な市場の一つであるアジア・オセアニア地域において、
ラオスでの生産体制を整えることで、一層の最適生産・最適物流体制を推進する方針。

新会社の概要
会社名：TOYOTA BOSHOKU LAO CO., LTD.（日本語表記：トヨタ紡織ラオス）
所在地：ラオス・サワンナケート県
代表者：山之内慎一（社長）
設立時期：2013年4月
資本金：約560万ドル（約5億5440万円）
株主構成：TOYOTA BOSHOKU ASIA CO., LTD
（トヨタ紡織のアジア・オセアニア地域統括会社）90％
TOYOTA TSUSHO ASIA PACIFIC PTE. LTD 7％
豊田通商株式会社3％
生産品目：自動車用シートカバーなどの内装部品
年産能力：20万台年
生産開始：2014年4月
敷地面積：約8万平方メートル
建屋面積：約7000平方メートル
従業員数：約180名（生産開始時）

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02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2012年04月08日～2013年04月14日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 FPT情報通信、ヒューマノイドロボット「Smartosin」を発表－医療分野等への導入に期待
[2013/04/10 01:05 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130409081118.html

FPT情報通信[FPT]のチュオン・ザー・ビン会長兼最高責任者(CEO)は
2013年の定時株主総会で、同社が開発しているヒューマノイドロボット
「Smartosin」のデモンストレーションを披露した。7日付カフェエフが報じた。

「Smartosin」は高さ58センチ、重さ4.3キロ。内部にスピーカーを搭載しており、
英語、フランス語、ベトナム語の3つの言語を話すことが出来るという。
全身に25の自由度（ジョイント）を持つため、様々な動作が可能で、
昨年一世を風靡した江南スタイルのダンスを踊ることも出来る。

このスマートロボットは、FPTが仏アルデバランロボティクス(Aldebaran Robotics)から
購入したヒューマノイドロボット「NAO」をベースにFPT独自の技術を導入して開発したもので、
外観は「NAO」となんら変わりはない。ビン氏によると、「Smartosin」はクラウドコンピューティングを
利用した世界初のヒューマノイドロボットだという。

なお、「Smartosin」は人間の行動を僅かな時間で認識出来るため、交通、医療、
教育など様々な分野に導入することが可能とされている。

2 位 FPT情報通信、小売店舗網拡大と海外市場開拓に注力
[2013/04/08 20:07 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130408051223.html

FPT情報通信[FPT]のチュオン・ザー・ビン会長は6日に開催された定時株主総会で、
2012年業績及び2013年業績見通しを以下の通り発表した。8日付ダウトゥ紙(電子版)が報じた。

＜2012年業績＞
・売上高：25兆3500億ドン(約1196億円)
・税引前利益：2兆4070億ドン(約114億円)
・1株利益(EPS)：5665ドン(約27円)
・現金配当：1株2000ドン(約9円)

＜2013年業績見通し＞
・売上高：26兆9260億ドン（約1270億円、前年比+6％増）
＋携帯電話の生産・販売：7兆7550億ドン（約366億円、前年比+5％増）
＋情報通信製品の生産・販売：5兆9300億ドン（約280億円）
＋通信分野：3兆1700億ドン（約150億円、前年比+15％増）
＋ソフトウェア開発：2兆7920億ドン（約132億円、前年比+19％増）
＋デジタルコンテンツ：9790億ドン（約46億円、前年比+18％増）
・税引前利益：2兆6460億ドン（約125億円、前年比+10％増）

また、同社は小売分野の売上げ拡大を図るべく、今年中に新たに50～60の小売店を
オープンする予定で、年末までに店舗数を100～110店舗とする方針。更に2015年には
店舗数を150店舗まで拡大させる計画。この他、同社は今年の優先投資分野として、
◇新サービスの開発、◇海外市場の開拓、◇研究・開発(R&D)などを挙げている。
同社は税引前利益の5％を研究・開発(R&D)に投資する方針。

3 位 ファーライ火力発電、円安の恩恵で業績好転
[2013/04/12 18:48 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/130412050218.html

円安が急速に進んでいる中、円建て借款を抱える企業にとって有利な状況が
発生している。多額の円借款を抱えているファーライ火力発電[PPC]は
この代表的な例である。12日付NDHマネーが報じた。

同社は円安で為替差額損が減少していることから、業績が上向くと期待されており、
PPC株価は年初から+70％以上上昇している。同社は発電所向けの資金調達のため、
円建て資金を借り入れていたが、少し前まで、日本円が上昇の一途を辿っていたことから
多額の為替差損を計上していた。

同社の金融活動費用の中では、為替評価損が圧倒的な割合を占めている。
PPCは発電所投資向けに多額の日本円を借り入れているが、数年に
亘って続いた円高のため、為替差損は増える一方だった。しかし、
2012年第4四半期から円相場は円安に転じ、2012年通年で見てみると
日本円がベトナムドンに対して▲9.7％下落した。

同社は2012年度決算で、為替評価益(金融活動収益に含まれる)を
計上出来るようになり、為替評価損(金融活動費用に含まれる)も、
2011年に5446億ドン(約26億4400万円)あった為替評価損が消えた。
これにより、2012年の金融活動利益は2011年の▲3810億ドン
(約▲18億5000万円)の赤字から3888億ドン(約18億8700万円)の
黒字に好転した。

これを受けて、2012年の税引後利益は2011年の78億ドン(約3800万円)から
5132億ドン(約24億9100万円)に急増。今後円安が更に進行すれば、
同社は2013年に多額の利益を計上すると見込まれている。

(2012年04月16日発行ベトナム株通信第1933号)
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ホーチミン市インフラ投資[CII]は、普通社債1兆ドン（約48億円）の発行を予定している。
利率は13.2％、発行予定日は7月17日、償還期限は6年間、発行目的は第2サイゴン橋建設案件向け
資金の調達とされている。なお、第2サイゴン橋案件の投資総額は1兆4950億ドン(約72億円)、
建設完了時期は2013年末の見通し。

CIIはサイゴン不動産インフラ投資[SII]株式の保有率を37％から51％に引上げるべく、
市場取引及び相対取引によるSII株式560万株の購入を登録した。取引が成立てば、
SIIがCIIの子会社になるという。これに先立ち、SIIは先般、社名を
「サイゴン不動産インフラ投資」から「サイゴン水道インフラ投資株式会社」に変更しており、
水道業にも事業を拡大しようとするCIIの意図が分かる。

CIIの取締役会メンバーに、大株主のアヤラグループ及びホーチミン市国家ファイナンス会社（HFIC)の
代表者が加わった。2013年度の額面配当率は12％と決められた。

2013年連結業績見通し（アナリスト予想）
・売上高：＋43％増
・営業利益：▲30％減
・1株当たり利益（EPS）：2569ドン（約12.3円）
・株価収益率（PER）：9.2倍

CIIは株価が現時点で高い水準にあり、外国人保有率も既に上限に達しているが、
◇インフラ業界での有数な地位、◇フィリピンのアヤラグループとの協力関係などから、
「ポジティブ」との評価が相次いでいる。

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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「Mit / ジャックフルーツ」です。

味覚の変化というのは不思議なもので
初めは全く良さが分からなかったものが、
月日を経て大好きになるものもあれば、またその逆もあります。

これは南部で獲れるMit (ジャックフルーツ)、
日本語名称はパラミツ（波羅蜜）と言うそうです。

昔に旅行でベトナムに来たときには美味しい！
と思ったのに今では
「田舎から持って帰ってきたから！是非!!」
と勧められても何となく敬遠してしまいます。

さて、ジャックフルーツ、ひとつの大きな実の中に
上記の画像のような小さな房がたくさん詰まっています。

見てください、このふてぶてしい姿。

これがMit / ジャックフルーツの実です。

これは小ぶりな方。大きいものですと、優に大人の頭2つは入りそうな、
大の男がヒーヒーフーフー言いながらやっとのことで運ぶくらいにもなります。
でもこの中には黄金の房が一杯詰まっていますから！

でも、ここからが大変。
大きな包丁で中身を切って、中にある実を一つ一つ取り出します。
この房と房にある皮がベトベトねっとり手に絡みつくので気持ちが悪い。

ひとつひとつ丁寧にはがして取り分け1時間近くも格闘してやっと作業終了。
手はベトベト、包丁にもねっとりネバネバがくっ付いたものを取るのがまた厄介。
洗剤では落ちないので、食用油で落とします。

解体し、中身を全て取りきった残骸

取り出した房はそのまま食べても美味しいですが、
氷と砂糖を入れてジュースのようにすることもあります。
わたしはこれも苦手なんですけどね。

それで、どうしてMitが苦手になったかというと、
自分が食べているときには余り感じないのですが、
冷蔵庫に入れておくと何ともまあ独特の匂いがするんですよ。
冷凍庫を開けてもこの臭い、いや匂いがプーン、と・・。

臭い果物の代表、ドリアンといい勝負です。

（photo by ongbatman）

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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